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1921年のこの日、東京朝日新聞で岡本一平が描いた日本初の物語漫画、「人の一生」の連載が開始。
かの子の夫・太郎の父である漫画家として有名な一平ですが、彼が大正・昭和初期漫画界の一世を風靡し、漫画界に新たな風を吹かす開拓者だったからこそ、岡本家の暮らしの基盤を築け、かの子と太郎の人生に深みを与えることができたそうです。そういった一平の実像やかの子の生きざま、太郎の審美眼など、天才一族の岡本家の人びとについて多角的な切り口で紹介。芸術家、また一個人としての三種三様の足跡をたどるのが小気味好いです。 MCL編集部(そ)
今日の一冊1225 (2016/05/02)