2024年 (令和6年)
7月28日(日)
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午前10:00から
午後 6:00まで

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世界水の日。1992(平成4)年の国連総会で決定し、翌年から実施。地球的な視点から水の大切さ、貴重さを世界中の人々がともに見つめ直す日。日本では8月1日を「水の日」としているため、この日を「地球と水を考える日」としています。

 水は私たちが生活するうえで欠かせないものです。しかし近代化とともに地球環境に変化が起こり、私たちと水の関係が少しずつ変わってきています。それが原因か、毎年のように豪雨、竜巻、水不足、大雪のニュースは取り上げられ、地球環境の変化を感じずにはいられません。地球温暖化による影響が大きい極北の地域の人々にとって、水・雪・氷についてどう感じているのか。この本では、北方民族の人びとによって紡ぎ出された物語や伝説から、彼らの暮らしから見える自然観、世界観を通して、人間と自然環境の共存を探ります。日本からは十勝地方のアイヌ民族の伝承を紹介、あまり馴染のないサハリン、シベリアなどの北方民族の伝説・物語もこの一冊で知ることができます。一年の半分以上を雪の世界で暮らす人々には、何が見えているのでしょうか。 MCL編集部(修)

今日の一冊1184 (2016/03/22)