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1751年の今日、イギリスの新聞「ロンドン・アドバイザー リテラリー・ガゼット」が、世界初のコラムの連載を始めたことから、コラムの日。
テーマとなる著名人の似顔絵を消しゴム版画でつくり、自身のコラムの挿絵としていた、世界初の消しゴム版画家でコラムニストのナンシー関。彼女が理事長の「記憶スケッチアカデミー」では、提示されたお題を記憶のみに頼って描いてみることを「記憶スケッチ」とし、その作品を愛でながらも「人間と記憶とは、そして絵心とは」などについてを研究。パンダや鯉のぼりなど一見簡単に書けそうなもの、自転車など日常生活でよく目にするものをお題として、全国から寄せられた強者たちの「記憶スケッチ」は、人前で読んではいけない、むしろ、人間の記憶の曖昧さから生まれる数々の傑作を誰かと分かち合いとさえ思うほど、大笑いさせられます。そして、作品に対するナンシー関のコメントで、おなかを抱えることになります。 MCL編集部(そ)
今日の一冊1173 (2016/03/11)