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1990年の今日、湾岸戦争でイラクが日本人人質36人の解放を発表しました。
この年の8月にイラク軍が隣国クウェートに侵攻し、併合を発表したことから始まった湾岸戦争。アメリカの勝利で終わった湾岸戦争は、10年後に起こる9.11同時多発テロの伏線となっていたのです(本文より)。この戦争がどうして現在のIS(いわゆるイスラム国)問題につながるのか?なぜ戦争は繰り返されるのか?戦後70年間の日本と世界を振り返り「戦争からの反省の仕方」を分かりやすく解説してくれます。「イギリスの3枚舌外交がパレスチナ問題を生んだ」「米ソが選択した“恐怖の均衡”」などの解説を読むと、過去を知ることでしか世界の今を理解できないのだと思えます。 MCL編集部(紀)
今日の一冊1077 (2015/12/06)