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1956年、南極観測船「宗谷」により、日本初の南極観測隊が東京を出航した。今年、第57次南極観測隊は、12月上旬に空路で出国し、オーストラリアから観測船「しらせ」で昭和基地に向かう。
生物兵器として開発された猛毒の新型ウイルス MM-88がスパイによって持ち出され、偶発事故から全世界に蔓延し、人類を含む脊椎動物の殆どが絶滅。僅かに生き残ったのは南極大陸に滞在していた各国の観測隊員約1万人と海中を航行していた原子力潜水艦「ネレイド」号の乗組員だけであった。滅亡への過程と生き残った人たちの再生への奮闘のＳＦ小説。人類を滅ぼすものは、人類自身。そこから復活するのも、人類自身。 ＭＣＬ編集部（敬昌）
今日の一冊1049 (2015/11/08)
