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津軽弁の日。10月23日が、青森県出身の方言詩人・高木恭造の命日にあたることから制定されたそうです。
明治7年、日本国民の共通口語、「全国統一話言葉」の作成を命じられた、文部官僚・南郷清之輔。まずは屋敷の中で飛び交うお国訛りを統一しようと試みます。長州弁や津軽弁などの方言に加えて、江戸武家言葉に町言葉と、たくさんの言葉に悪戦苦闘する中、お国訛りによってその土地に根ざした生活をも深く知っていく南郷。彼が奮闘する軌跡を辿っていくと、方言という言葉が持つ歴史とともに、そこにひそむ生命力を感じます。 MCL編集部(そ)
今日の一冊1033 (2015/10/23)