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1880年の今日、東京・深川の三味線職人・松永定次郎が国産バイオリンの第1号を完成させたことから、バイオリンの日。
夏目漱石は、音楽通でバイオリンを弾く弟子の寺田寅彦が勧めるコンサートに一緒に出かけ、島崎藤村は東京音楽学校の選科生になりバイオリン、コーラス、ピアノを学んだのだそう。西洋音楽に魅せられた明治期の文豪たちの音楽にまつわるエピソードは何故だか親しみを覚え、また、文豪と音楽とのかかわりから、明治という時代をちらりと覗き込んだような気分になる興味深い一冊です。 MCL編集部 (そ)
今日の一冊0977 (2015/08/28)