2024年 (令和6年)
11月25日(月)
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 1945(昭和20)年7月14日、アメリカ軍の艦載機が北海道を空襲。空襲は翌15日にかけて行われ、被害を受けた市町村は79を数えます。

 おもに太平洋沿岸の被害が多かったのですが、日本海、オホーツク海側の他内陸部でも被害があり、死者は1,958人、負傷者970人以上、罹災人口33,400人(出版時統計)となっています。私が生まれ育った町も、この空襲を受け多くの死傷者が出ました。小さい頃からこの空襲を学び、祖父母や両親から第二次世界大戦の話を聞いてきたので、戦争を身近なものとして捉えることができました。今年で戦後70年を向かえ、戦争当時の話をしてくれる方がだんだんと少なくなり、戦争体験者から直接話を聞くことが難しくなっています。今後はこの本のように、被害を受けた方の証言や体験をまとめたものから戦争を知ることが大切ではないかと思います。「もし自分が戦時下で生きていたら…」と、想像力を働かせて「戦争」を考えてみませんか。 MCL編集部(修)

今日の一冊0932 (2015/07/14)