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1906年、富士山頂に郵便局が開設、その名も富士山頂郵便局。毎年、7月中旬から8月下旬までの夏山シーズン限定で開設される、日本一高い場所にある郵便局。
宛てどころのわからない『天の町やなぎ通り・・』と書かれた手紙が、6通郵便局で見つかります。お父さんから、お母さんは天の町に引越したと聞き、5才のまさお君が出した手紙です。母の死を知らない子供と、子供を傷つけまいとして言った父親の気遣いを知った郵便局長さんは「あああ、天の町か」とつぶやきました。すると、目の前に、天の町への道が現れます。さて、郵便局長さんは、まさお君の手紙を届けることができたのでしょうか。心を優しく整えてくれるお話です。 MCL編集部(敬昌)
今日の一冊0928 (2015/07/10)