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1996年スコットランドで世界初の哺乳類の体細胞クローンである羊・ドリーが生まれました。
クローンとは全く同じ遺伝子組成を持った生物のことを言いますが、生物にとって遺伝とは何か、DNAが複製したり細胞が分裂する仕組みはどうなっているのかなどの生命の不思議について、「複製」をキーワードに解説していきます。また生物学的視点だけに留まらず、私たちが学習・記憶する仕組み、消費社会の成り立ちなど社会学的な視点からも複製・模倣の意味を考え直しています。私たち自身、そして社会は「複製」で成り立っている、そんなことに改めて気づかせてくれる一冊です。 MCL編集部(ちか)
今日の一冊0923 (2015/07/05)