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1998年に自転車月間推進協議会が「自転車の日」と制定。
著者が11年かけて130カ国15万キロを自転車でひとり旅をし、旅先で出会った人々との交流や、感じたこと・考えたことをまとめた冒険記です。著者が自転車旅行を始めたのは、大学時代にニューサイクリング部に所属したことがきっかけでした。ツーリングに慣れていない当初は苦痛を感じていたそうですが、体力がつき慣れていくにつれて長い道のりを越えていくことへの爽快感が増し、日本全国走破、アメリカ横断のチャレンジへと自転車旅にはまっていきます。大学卒業後6年間の会社員生活で旅行資金を蓄え、いざ世界一周旅行へと旅立ちます。でも気になるのは、旅行を終えたあとの人生はどうなるのか?著者もそれをわかっていても「旅に出る思いは抑えられなかった」と書いています。「やろうと決めて努力すれば、できないことは何もない。やろうとしなければ、チャンスは逃げていく。」という著者の哲学は、自転車世界一周旅行した者ならではの発することができる言葉だといえます。 MCL編集部 (修)
今日の一冊0862 (2015/05/05)