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1954年、指揮者のカラヤンが初来日した日。NHK交響楽団を指揮し、演奏した曲目は、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」でした。
カラヤンといえば、世界最高のオーケストラであるベルリンフィルハーモニーの首席指揮者、音楽監督だったことはあまりにも有名であり、日本にもファンが多い指揮者の一人です。カラヤンがベルリンフィルの四代目音楽監督となるには簡単な道のりとはいかず、三代目の音楽監督であったフルトヴェングラーの存在が立ちはだかります。ナチス政権下のもと三代目に君臨する巨匠フルトヴェングラーと、ベルリンフィルの首席指揮者の座を獲得し成功したいカラヤン、それぞれの思惑が絡み合い熾烈な争いが繰り広げられます。 MCL編集部 (修)
今日の一冊0834 (2015/04/07)