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1882年のこの日、日本初の近代動物園として上野動物園が開園しましiた。
日本が戦争していた1943年8月16日、動物園などに対して猛獣を殺処分する「戦時猛獣処分」が発令され、上野動物園では、ゾウ、ヒグマ、ライオン、ヒョウ、トラ、ホッキョクグマ、ニシキヘビなど14種27頭が殺されました。ほとんどの動物は毒の入った餌を食べて殺されましたが、ゾウは毒の入った餌を食べないため、餌も水も与えてもらえず餓死させられました。戦争という今では想像もつかない恐ろしい時代に生きていた人達が、親、子供達を亡くしていくなかで、動物達もこの時代に生き、無念に死んで行くという残酷なそしてとても心打たれる出来事がありました。上野動物園には象舎のすぐそばに動物慰霊碑が建立され、この戦争で命を落とした動物たちに対しての慰霊の行事が、終戦後約70年を経た現在も続いているそうです。 MCL編集部 (敬昌)
今日の一冊0816 (2015/03/20)