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2月21日は漱石の日。1911(明治44)年のこの日、文部省が作家・夏目漱石に文学博士の称号を贈ると伝えたのに対し、漱石は「自分には肩書きは必要ない」として辞退しました。
「坊ちゃん」や「吾輩は猫である」などの名作を生み出した夏目漱石は、肺結核のため36歳でこの世を去った俳人、正岡子規とは互いに認め合う仲だったそうです。2人の青春時代を爽やかに描いたのが『ノボさん 小説正岡子規と夏目漱石』。野球など勉学以外に忙しい子規と無愛想な秀才の漱石(金之助)は東大予備門の前で運命的な出会いを果たします。子規は一時、漱石の家の離れに同居するほどの仲に。2人の若かりし時代を1度に知ることができる1冊です。 MCL編集部 (紀)
今日の一冊0789 (2015/02/21)