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1971年のこの日、湿地の保存に関する「ラムサール条約」が調印されたことから、今日は世界湿地デー。
1980年にラムサール条約登録地となった釧路湿原には貴重な自然と生態系が残っていますが、そこで暮らすシマフクロウやオオワシなどの希少な猛禽類とそのほかの動物たちは自動車との衝突や猟銃の鉛中毒など様々な危険に晒されています。その傷ついた動物たちの治療を行っているのが野生生物保護センター。センターの役割は治療だけではなく、人為的行為により乱された自然環境を保全する活動、「環境治療」にも及びます。動物たちが安心して生きていける環境の取り戻すため、野生動物側の「弁護士」として動物を守り、また動物の代弁者として活動する著者の奮闘が描かれています。 MCL編集部 (ちか)
今日の一冊0770 (2015/02/02)