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今日は勤労感謝の日ですが、良い(11)文(23)の語呂合わせから「いいふみ(=手紙)の日」でもあります。
タイトルはこの作品の最後に登場する大切な手紙から。幻想的な題名とは裏腹に、10代故の悩みや葛藤、友情がリアルに描かれています。児童書として発表された本作ですが、ぜひ大人の方にも読んで、そして泣いていただきたい作品です。携帯電話が今ほど普及していなかった時代に発表されたので、遠くにいる人への連絡手段としてメールではなく「手紙」が登場するのですが、どんなに不器用な文章でも自分の手で書いたからこそ伝わるものがあるのが手紙の魅力なのだな、と思わせてくれます。 MCL編集部 (小)
今日の一冊0699号 (2014/11/23)