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1947年のこの日、東京の多摩川河畔で集団お見合いが開催されました。結婚紹介雑誌『希望』が主催したもので、戦争のため婚期を逃した20~50歳の男女386人が参加しました。
「ゲゲゲの鬼太郎」の生みの親であり、妖怪研究の第一人者としても知られる水木しげるさんと奥さまの布枝夫人。お二人がお見合いをしてから、たった5日で結婚をしたというエピソードは大変有名なお話ですね。仕事をしてもお金にならず、質屋に着物を入れ、ミルク代を捻出した貧乏時代、眠る時間もないほど仕事をし続けた売れっ子漫画家時代...。半世紀に渡る長い年月ずっとそばで水木サンを支え続けてきた布枝夫人。「生きる伝説」と言われるくらいユニークな水木サンと連れ添ったことで、普通では味わえない喜び、悲しみ、苦労をたくさん経験したそうです。けれども、どんなに辛いときでも自分を不幸だと思ったことは一度もないという布枝さん。「人生は、終わりよければすべてよし!!」という言葉が強く心に残りました。 MCL編集部 (ふ)
今日の一冊0682号 (2014/11/06)