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10月4日は世界動物の日です。事情があって飼い主とは一緒に暮らせなくなった老犬を預かる老犬ホームについては、最近、テレビなどでも見聞きするようになりました。
『さいごの毛布』はそんな老犬ホームが舞台のお話です。引っ込み思案で他人とかかわるのが苦手な智美は、昔からの友人の紹介で老犬ホームに住み込みで働くことになりました。身勝手とも思える理由で犬を預ける飼い主たちの姿を目のあたりにして、智美は複雑な思いを抱きます。それでも飼い主を慕うけなげな犬たち・・・。私の家でもずっと以前に犬を飼っていたことがあります。あのころは農村地区では犬たちは半分放し飼い状態、今思えばおおらかな時代だったなーとしみじみ思う読後です。 MCL編集部 (紀)
今日の一冊0649号 (2014/10/04)