[BookShelf Image]:271
1945年のこの日、第2次世界大戦の沖縄における組織的戦闘が終結したことから、沖縄県が6月23日を慰霊の日として制定しました。ガマフヤーとは、「壕(ごう=ガマ)を掘る人」の意味で、壕の中で亡くなった多くの人々の遺骨を慰霊のため収集し、家族の元へ帰す活動を続けている団体です。戦争は約70年前に終結しましたが、未だに遺族のもとに帰れない遺骨が沖縄には数多くあるという事実を知ると、戦争を過去の話としてではなく、今でも現実問題として存在することを実感させられます。遺骨の収集作業を通して、戦争するとはどういうことなのかを語り継いでいくことの大切さを教えてくれる一冊です。 MCL編集部 (ちか)
今日の一冊0546号 (2014/06/23)