500万年後、氷河期の地球。急速な気温の低下に伴い、多くの生物が絶滅。だが、体の仕組みや習性を変化させ、環境に適応した生物たちがいた。かつてのロンドンやパリは氷河に覆われ、凍りついたツンドラ地帯となったヨーロッパ。生物たちは厳しい寒さに耐えるために大型化した。げっ歯類から進化したシャグラットや鋭い牙を持つハンター、スノーストーカー、水中にはカツオドリから進化した体長3メートルのガネットホエールが暮らす。海が干上がり、広大な塩の砂漠となった地中海では、トカゲの仲間のクリプタイルやマツテンの子孫グライケン、イノシシが進化したスクロファなど乾燥に強い生物だけが生き残った。熱帯雨林が消え、乾燥した草原と化したアマゾンには、道具を使って魚を捕るサル、バブーカリ、ヨロイを持つげっ歯類、ラトルバック、翼を捨てた猛禽類カラキラーは鋭いカギ爪で獲物を襲う。寒く乾燥した砂漠地帯となったアメリカ中央部では、冷たい砂嵐に耐えるデザートラトルバック、地下に暮らすウズラの子孫スピンク、巨大なコウモリ、デスグリナーが砂漠に適応して生きていた。さらに数千年後、厳しい氷河期が終わり、地球が暖まってくると、生物たちに新たな試練が始まるのだった。