ログイン中の会員
ゲストさん
資料の詳細

■資料情報

書名

この世でいちばん大事な「カネ」の話

よりみちパン!セ P051

著者 西原 理恵子∥著・装画・挿画
著者典拠
出版者 イースト・プレス
出版年 2012.9
ページ数 234p
大きさ 19cm
ISBN
4781690440, 9784781690445
分類記号 159.7
内容紹介
なぜ我々は、子どもに「カネ」の教育ができないのだろうか。カネがなければ、人生、貧しい。これは真実だ。経済学者やカネの地獄を見ない者には決して語れない、カネと労働のリアルを見つめ、人生の根本を哲学する書。
目次
第1章 どん底で息をし、どん底で眠っていた。「カネ」がないって、つまりはそういうことだった。
生まれる場所を、人は選ぶことができない。だとしたら、ねえ、どう思う?人って、生まれた環境を乗り越えることって、本当にできるんだろうか。
「カネ」はいつも、魚の匂いがした/新しい町、新しい「お父さん」/オカマのリョウくんと観た映画/戦場みたいな家、盗むか死ぬかの子どもたち/「暴力」と「貧困」が居場所を奪う/町から出て行く女の子、町にとどまる男の子/何にもなくても、認められたかった。何にもなくても、好きになってほしかった。/真夜中のドーナッツ/お父さんが、行ってしまった日/子ども時代の終わりに
第2章 自分で「カネ」を稼ぐということは、自由を手に入れるということだった。
「最下位」の人間に、勝ち目なんてないって思う?でもね、「最下位」の人間には、「最下位」の戦い方ってもんがあるんだよ。
高校を退学になった女の子/「お前は世界でいちばんいい子だ」/自分を守るために噓をつく大人たち/めざすは、ヘタウマのイラストレーター/手には、なけなしの百万円/上京。そして、デッサンの日々/「寝たきり浪人」と、こってりワル汁/最下位による、最下位からの戦い方/予備校生の売り込み屋/下請けの下請けは、ノーギャラだった/プライドでメシは食えません/エロ本。「何でもアリ」のワンダーランド。/天賦の才能よりも「サービス精神」/他人が、キミのことを教えてくれる。/捨てた故郷がわたしにくれたもの/「カネ」を稼ぐこと、「自由」になること
第3章 ギャンブル、為替、そして借金。「カネ」を失うことで見えてくるもの。
あぶくみたいに、あっという間に消える「カネ」。ただの情報、架空のデータみたいに思える「カネ」。世の中には、汗水たらして働いた手で直接つかむ以外にも、いろんな種類の「カネ」があった。
マンション一室、買えました。/ギャンブルの師匠、銀玉親方登場/欲をかいてる時点で、もう負けだ/カネに対する「キレイ」の姿勢/人間は、引き返せない生き物である/借金。地獄への片道キップ/為替なんて、しょせんバクチだ!?/世界を動かす豆腐屋たち/手で触れる「カネ」、触れない「カネ」/自分のベースはどこにある?/姿を消した友だち/子ども時代からの金銭感覚/「カネ」って、つまりは「人間関係」だ。
第4章 自分探しの迷路は、「カネ」という視点を持てば、ぶっちぎれる。
自分は何に向いているのか。自分はいったい、何がしたいのか。深い迷いで身動きできなくなっているキミを、「カネ」が外の世界へと案内してくれる。
「カネのハナシ」って下品なの?/育った町の、それぞれの「ぼくんち」/通貨の単位は「のり弁」だった。/必修科目としてのアルバイト/収入と「がまん」のバランス/逃げちゃってもかまわない!/自分の「真ん中」はどこにあるのか
第5章 外に出て行くこと。「カネ」の向こう側へ行こうとすること。
人が人であること。人が人であることをやめないこと。貧しさの、負のループを越えた向こう側に、人は行くことができるんだろうか。
人ひとり殺すと、いくらですか?/スモーキーマウンテンの子どもたち/ごはん、やきそば、菜っ葉と豚肉/奪われないこと、外に出て行くこと/グラミン銀行が試みていること/そして、「鴨ちゃん」のこと
おわりに
キーワード 人生訓-青年

 

■蔵書状況

所蔵: 1    予約: 0 件
所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 種別 備考
忠類分館 児童 - ひみつシリーズ2(上段) 159/サ 104525856 児童図書
貸出できます
※「(配送中)」の資料については、窓口にてお問い合わせください。