書名 |
カフカ式練習帳 |
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著者 | 保坂 和志∥著 | |
著者典拠 | ||
出版者 | 文藝春秋 | |
出版年 | 2012.4 | |
ページ数 | 397p | |
大きさ | 20cm | |
ISBN |
4163813306, 978-4-16-381330-1
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分類記号 | 913.6 | |
内容紹介 |
文豪カフカにならい記される小説の未刊の断片、数々の引用から紡ぎ出される思考の軌跡、そして作家の日常が絡まる、未知の小説世界。『文學界』2010年1月~2011年12月号掲載を書籍化。
内容:隣りの空き地に夏なのに厚いコートを着た男が 前々から一度、うちに遊びに来たいと言っていた山下君が その家は空間というより配置であり 夜中に山梨を出た引越しの車とトラックは 駅までの道に「山田」「岡本」と 高校時代の忘れがたい出来事。夜おそく 今では宅地造成されて跡形もなくなってしまった 昼食が終わると午後一時、ひと昔前は 私より若いとはいえ四十代であることは間違いない ハイチの子どもたちの話が正月に 土曜の午後、郊外を走る私鉄の特急が なぜこのようなわずらわしい仕事を引き受けるはめに 夜、荒川修作の名前を見て、今朝方 うちの手前は廃屋だ。酔っ払って 『コロンブス航海誌』より 宮澤賢治「詩ノート」付録「生徒諸君に寄せる」より ここでキルケゴールの警告は注目に値する あそこの電柱のてっぺんに止まるカラス。あのカラスは いったい何年ぶりなのか。思いがけない再会の途端に 妻の洋子が帰ると私はテレビを点けたまま 「あなたの連載を読んで地図を描きました」と パソコンのハードディスクの容量をあらわす単位が 駅の券売機の端に、足元を少し交差させ -今日はどんな人と遭った?
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キーワード |
所蔵館 | 所蔵場所 | 請求記号 | 資料コード | 種別 | 備考 |
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幕別本館 | 書庫 - 書庫9-3 | 913.6/ホ/ | 103420584 | 一般図書 |
貸出できます
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