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■資料情報

書名

平安文学でわかる恋の法則

ちくまプリマー新書 000001680

著者 高木 和子∥著
著者典拠
出版者 筑摩書房
出版年 2011.10
ページ数 207p
大きさ 18cm
ISBN
4480688706, 978-4-480-68870-5
分類記号 910.23
内容紹介
古典文学に見られるストーリー展開などには一種の法則がある。古典文学、なかでも平安文学によく出てくるパターンを紹介しながら、恋や人生について、当時の風俗や人々のものの考え方を解説。深くて切ない平安文学案内。
目次
はじめに
第一部 憧れの人にアプローチ
第一章 噂と垣間見から始まる恋
垣間見する男たち/垣間見の元祖は?/噂で期待し、現実に驚く/噂通りの変な女の子
第二章 文のやりとりから結婚へ
求愛の和歌は誰の歌?/お答えする姫君の作法/結婚の儀礼の手順/大切な結婚三日目
第三章 恋の和歌の作り方
四季を詠む和歌/『枕草子』への『古今集』の影響/恋の歌の作り方/恋の贈答歌の掛け合い
第二部 働く女たちと男たち
第四章 華麗なるキャリアウーマン
女房勤めの魅力/清少納言の機転/女房の役割/女房としても失格か
第五章 噂の渦の中で
事実無根の噂に苦しむ/時には情報操作も/後宮の壮絶な争い/桐壺帝の後宮
第六章 宮仕えと地方赴任の悲哀
男たちの多忙な家族経営/男たちのハードな毎日/出世には人脈が大事/転勤は都落ちか、出世へのパスポートか?/起死回生の復活劇
第三部 幸せな結婚を夢見て
第七章 かなわぬ恋の末路
女をかき抱いて逃げる男/和歌とストーリーの出会い/二人の男に愛される贅沢な不幸/貧しき者の切なる夢
第八章 別れても好きな人
家出した妻との再会/残酷な運命/愛の不条理/没落した夫との再会
第九章 夫婦の危機を乗り越える
浮気する男/高安の女とは?/離婚の方法/それでも愛は勝つ?
第四部 人生は波瀾万丈
第十章 天災は忘れた頃にやってくる
天災と信仰/信じる者は救われる?/荒ぶる物の怪と病/物の怪となる女の情念
第十一章 親と子との確執
母と子の愛憎の深さ/継母継子の仁義なき戦い/子供は財産/高貴な人の孤独
第十二章 老いらくの恋はいくつまで?
女が男を垣間見る/九十九髪の女は何歳か?/女の恋はいくつまで?/男の老いらくの恋
おわりに
古典文学史略年表
[読書案内]
キーワード 日本文学 歴史 平安時代 恋愛(文学上)
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