書名 |
われわれはどこへ行くのか? ちくまプリマー新書 000000540 |
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著者 | 松井 孝典∥著 | |
著者典拠 | ||
出版者 | 筑摩書房 | |
出版年 | 2007.2 | |
ページ数 | 142p | |
大きさ | 18cm | |
ISBN |
4-480-68754-8, 978-4-480-68754-8
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分類記号 | 440 | |
内容紹介 |
文明とは? 環境とは? 生命とは? 「人間圏をつくって生きているわれわれとは何か?」を問わなければならない。宇宙の始まりから人類の運命までスッキリわかる、壮大なスケールの地球学的人間論。
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目次 |
われわれとは何か
第一章 われわれはどこから来たのか
生物学的な意味でのわれわれ
われわれは「地球システム」の中に「人間圏」をつくって生きている
「地球学的人間論」でなければ文明も環境も語れない
「人間圏をつくって生きているわれわれとは何か」を問わなければならない
部分ではなく、全体を見なければ意味がない
地球を外から見る
地球システムという発想
地球システムの「構成要素」
「駆動力」が構成要素に「関係性」を生む
第二章 われわれはどこへ行くのか
人間圏と生物圏の違い
農耕牧畜をはじめたときに「人間圏」はできた
文明とは、「人間圏」をつくって生きる生き方
人間圏もまたシステムである
江戸時代のフロー依存型人間圏
明治以降のストック依存型人間圏
現在の人間圏では地球の時間が一〇万倍の速さで進む
時間をゆっくりさせるには
地球も自分の体も、地球のものであるということ
「レンタルの思想」で生きる
何のために豊かになるのか
勝ち組・負け組という空疎な発想
経済的な価値観では人間圏は安定に保てない
五億年後、地球から生物圏は消える
人間圏は今世紀半ばに破綻する
第三章 地球生命とアストロバイオロジー
「生命とは何か」は答えられない
地球上の生命とは何か
アストロバイオロジー
火星-過去に地球と似た地表環境の惑星
火星移住計画は実現可能か
エウロパ-氷の下に海が広がる衛星
タイタン-メタンの雲が湧き、メタンの雨が降る衛星
生物学が普遍的なものになるには
われわれの宇宙は特殊である
この宇宙は宇宙人に満ちあふれた宇宙か?
生物学では宇宙人を議論できない
第四章 地球環境の歴史
太陽は年々明るくなっている
「暗い太陽のパラドックス」が生まれる理由
地球システムは太陽光度の変化に応答する
文明は石灰岩と大理石を使う
大気中のCO2量を調節して気温を一定に保つ
今の環境問題は、地球システムの理解なくして考察できない
地球のことを知らない人が語る地球環境問題
汚染が悪なら地球の歴史は悪の歴史である
第五章 われわれの宇宙はどうやって生まれたか
太陽系はどうやって生まれたか
地球が地球になるまで
地球生命はいつから存在したか
分化-歴史の本質
生命はどのように誕生したか
銀河系はどうやって生まれたのか
宇宙はどうやって生まれたか
宇宙の元素組成はどのようにつくられたか
ビッグバン以前は何か?
あとがきにかえて-「わかる」とはどういうことか
考えても意味のないこと
「わかる」と「納得する」の違い
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キーワード | 宇宙 地球 |
所蔵館 | 所蔵場所 | 請求記号 | 資料コード | 種別 | 備考 |
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