私の身体はどんな視線にさらされ、どのように規定され、内面化されているのか。17人が自らの「身体」と向き合い、ときに激しく、ときにユーモラスに、かつてない真摯さで言葉をつむぐ。「身体」をめぐるリレー・エッセイ。

内容:Better late than never 島本理生著. 肉体が観た奇跡 村田沙耶香著. 「妊娠」と過ごしてきた 藤野可織著. 身体に関する宣言 西加奈子著. 汚してみたくて仕方なかった 鈴木涼美著. 胸を突き刺すピンクのクローン 金原ひとみ著. 私は小さくない 千早茜著. てんでばらばら 朝吹真理子著. 両乳房を露出したまま過ごす エリイ著. 敵としての身体 能町みね子著. 愛おしき痛み 李琴峰著. 肉体の尊厳 山下紘加著. ゲームプレーヤー、かく語りき 鳥飼茜著. 私と私の身体のだいたい五十年 柴崎友香著. トイレとハムレット 宇佐見りん著. 捨てる部分がない 藤原麻里菜著. 私の三分の一なる軛 児玉雨子著