大津 透∥〔ほか〕編集委員

いま、歴史学の現場で、何が起き、何が問われているのか。文明史、社会史、ジェンダー史、東アジア世界論、国民国家論、グローバル・ヒストリー、植民地、歴史認識…。日本史研究が直面する問題を、具体的な論点に即して提示する。

内容:序論 李成市著. 文明史からみた日本史 宮嶋博史著. 東アジア世界論と日本史 李成市著. 近世論からみたグローバル・ヒストリー 永井和著. 植民地と歴史学 吉井秀夫著. マルクス主義と戦後日本史学 戸邉秀明著. 社会史の成果と課題 山本幸司著. 女性史/ジェンダー史 成田龍一著. 国民国家論と「日本史」 今西一著. 国境を越える歴史認識 三谷博著. 教科書訴訟・教科書問題と現代歴史学 大串潤児著. 正倉院文書と古代史料学 山口英男著. 文庫論 田島公著