内田 聖子∥編著

2018年暮れに水道法が改正され、水道事業の運営権を民間企業に売却すること=民営化が可能になった。しかし、水は単なる経済財ではなく、人権だ。労働組合リーダーが内外の事例から民営化の問題点を明らかにし、住民が参画する管理のあり方を探る。

内容:世界の水道民営化の三〇年 内田聖子著. 公共サービスの再公営化が世界のトレンド 岸本聡子著. 徹底解剖水道法&PFI法 内田聖子著. 水道法改正前後の動きと「みんなの公共水道」への模索 辻谷貴文著. 結論ありきの「コンセッション導入可能性調査」 竹内康人著. 水道民営化に反対する市民たち 池谷たか子著. 県民不在の「みやぎ方式」 工藤昭彦著. 民営化を阻止できた理由 武田かおり著. 広域化で経営を改善し、職員は確保 菊池明敏著. 公営水道の再構築 近藤夏樹著. 水は自治の基本 橋本淳司著