桜庭 一樹∥著

読書は本当に自由なもの。思いっきり誤読したっていい。 少女小説からミステリ、古典から現代のベストセラーまで、本に溺れる愉しさ。約15年分の書評を通して、桜庭一樹の人となりが見えてくる。人気作家との対談や、書きおろし書評も収録。

内容:聖少女. 小指の先の天使. ずっとお城で暮らしてる. 心のナイフ. 日本の"異空間"に足を運んで. 不思議な味わいの詩の世界へ. どこかに郷愁が漂う"秋の読書". マイノリティの文化を味わう一冊. "恐怖の深奥"を極める二冊を堪能. 「作品の生命」と「作家の幸せ」を思う. 多忙な日々に"一石二鳥"の読書法を会得. "違法なひっくり返し"の企み. 今は亡き名女優の「語り」に酔う. 「仕事」が切り口の歴史の書. 圧倒される二人の作家の短編を貪り読んで. トゥマッチな"ワンダーランド"の面白さ. むかし僕が死んだ家. 答え、答え、世界の答えはどこだ。. シャーロック・ホームズのススメ. 少女よ、卵を置いて踊れ!. 甘くて艶かしい文章著者二十二歳に驚き. 未来のロミオとジュリエット. 日本の民話にも通じる南米の「神話的世界」. 隅っこでの出会い. ハードボイルドに感動大作、ぞわぞわする傑作軍団だ! ほか18編