齋藤 富雄∥編著

映画の中に登場する「シン・ゴジラ」の襲撃や彗星衝突は単なるフィクションではなく、現実の世界で起こりうる地震や津波といった災害のメタファーである。映画を危機管理教材として取り上げ、身近な危機への対応を考える。

内容:『シン・ゴジラ』は空想か-。 齋藤富雄著. パニック映画にみる人命救助と正義 前林清和著. 日本人は国を出て、放浪の民族になれるのか? 森永速男著. 映画『八甲田山』から学ぶ危機管理 中田敬司著. 映画『日本沈没』に見る、日本の危機管理意識 安富信著. 『シン・ゴジラ』をリスクマネジメントから読み解く 田中綾子著. 「遺体」をめぐる現実と課題 小野山正著. 映画『シン・ゴジラ』から見た日本の危機管理 松山雅洋著. 「生命を守る地球磁場」の消滅!! 森永速男著. コミュニティ防災における人的被害リスク低減策としての市民消火隊 大津暢人著. 『太陽の蓋』にみる原発災害危機管理のリアリティ 古武家善成著. 映画『シン・ゴジラ』を観て考える母親の危機管理 西谷真弓著. 誰もが排除されないインクルーシブ防災 高藤真理著