阪口 正二郎∥編、毛利 透∥編、愛敬 浩二∥編、榎 透∥〔ほか〕著

「表現の自由」の保障の意義とあり方を、規制へのたゆまぬ警戒が必要との問題意識に基づき論究。Ⅰ部ではこれまでの憲法学の成果を確認し、新たな課題の設定を試みる。Ⅱ部では、いくつかのトピックを取り上げて、表現の自由を取り巻く現在の状況を確認する。

内容:表現の自由はなぜ大切か 阪口正二郎著. 表現の自由と民主政 毛利透著. 表現の自由に対する「規制」方法 横大道聡著. 表現内容に基づく規制 志田陽子著. 表現の自由と名誉権・プライバシー権 愛敬浩二著. 集会・結社の自由 塚田哲之著. ジャーナリズムと表現の自由 山田隆司著. 国民の知る権利とマス・メディア 齊藤愛著. インターネットと表現の自由 曽我部真裕著. 知的財産権と表現の自由 大日方信春著. ヘイト・スピーチ〈在特会の問題を含む〉と表現の自由 榎透著. ろくでなし子裁判と性表現規制 志田陽子著. NHK問題と表現の自由 山田隆司著. 特定秘密保護法と表現の自由 毛利透著. 公選法の規制と表現の自由 塚田哲之著. 朝日新聞誤報問題と報道の自由 曽我部真裕著. 犯罪加害者と表現の自由 阪口正二郎著. 忘れられる権利 大日方信春著. 公立美術館の利用と政治的中立性 愛敬浩二著. 国会周辺におけるデモ・集会の規制 中川律著. JR大阪駅前街宣活動事件 中川律著. 報道の自主規制と表現の自由 齊藤愛著. ダンス規制と表現の自由 横大道聡著. 韓国におけるインターネット匿名性の問題 金光石著