ちひろ美術館∥監修、黒柳 徹子∥ほか著、高畑 勲∥ほか著

家族や身内からみたいわさきちひろ、編集者からみた画家としての姿、戦中戦後の様子を知る数少ない人々が語る証言から、いわさきちひろの人柄や画業に迫る。黒柳徹子・高畑勲へのインタビュー、論考も収録。

内容:ちひろさんって、どんな人? 黒柳徹子述. 女学生時代のちひろさん 石尾恵美子述. 山歩きなんか、豪傑が歩くようで 伊藤正一述. 私は感性でコミュニストになったのよ 平山知子述. アトリエ村での裸体デッサン会 三輪寛子述. 僕は、相当ちひろさんから思想教育を受けました 中村和延述. ブリキ屋さんの二階から夢を与えてくれた人 辻晶子述 松山雅子述 山野朝子述. あの時代にリボンを着けて歩いてたのよ 黒川万千代述. 天真爛漫に善明さんを好きだった 坂本修述. 自分のアートに対して絶対の自信を持ってたね 田島征三述. ちひろさんと話し始めると空気が違ってくるよね 田中美智子述. 少女のようなあどけない方 中原ひとみ述. 掃かないでね、黄色い絨毯にしといてね 加藤友子述. 紙芝居から「若い人の絵本」までちひろさんとの日々 渡辺泰子述. 『ひとりでできるよ』ちひろさんの初めての絵本 松居直述. 『育児の百科』保育園での赤ちゃんのスケッチに同行して 田沼祥子述. 『花の童話集』黒姫での思い出 酒井京子述. 『ひさの星』余白があって生きる絵 小西正保述. 『戦火のなかの子どもたち』特別な絵本づくり 池田春子述. 『赤い蠟燭と人魚』絶筆となった絵本 神戸光男述. 『あめのひのおるすばん』「お稽古」からうまれた絵本 武市八十雄述. 画家・妻・母として生きたちひろさん 松本由理子述. 母との"三度の出会い" 松本猛述. 絵描きは絵で語る 松本善明述. 社会を良くしたい気持ちが、全然揺るがない 高畑勲述