松本 彩子∥編、丸木 位里∥〔ほか筆〕

日本人は戦争をどう記憶していくのだろうか。祖母たちの戦後、孫たちの戦前、戦争を取材した人、震災に戦争を重ね合わせた人、「戦争を知らない子供たち」の世代など、総勢80名がそれぞれの語りやイメージで戦争を綴る。

内容:戦争と建築 奥村まこと著. 七十年前私は軍国少女だった 澤地久枝著. 戦争と平和は双子の兄弟姉妹 中村尚司著. ひとりピンポン外交 浅葉克己著. 兄・幸太郎さんの残した一冊の本 坂崎重盛著. 「戦争未亡人」とその子どもたち 竹内洋著. 現代の光を過去にあて、過去の光で現代を見る 佐野眞一著. 三島由紀夫のパラドックス 山崎行太郎著. パンパン考 岩永文夫著. 『難民』、祖国を喪うひとびと 植松憲一著. ブルーコリドー〈青い回廊〉へ 鈴木雅子著. 靖国神社問題を基本に返って考える 廣橋隆著. 戦争が家族に遺した足痕 眞弓準著. 静かなる暁紅飈 西城鉄男著. 明治維新と戦争 高取英著. ハイチ「追憶」という名の村スヴェナンス 佐藤文則著. むしろ太平の犬となるも乱離の人となるなかれ 新谷雅樹著. 公共放送の役割を果たせ!NHK 永田浩三著. 戦争=NO、農=YES 大西督人著. 戦争と書物 高橋智著. 落語界が自らを封じ込めた「禁演落語」の愚の骨頂 秋山真志著. 亡命シミュレーション 松永美穂著. アンジェイ・ワイダ監督が語る戦争と平和 会川晴之著. 出塵 田中久生著. 大阪空襲訴訟と戦争 矢野宏著 ほか39編