図書館に入荷した新しい本を、二十四節季にのせて紹介するコーナーです。話題の流行本から永遠の名著まで、さてどんな本が入ったかな?いざ、新入荷本の封切です!とくとご覧あれ!
17年前の夏、人気絶頂のミュージシャン・香織はステージから落ち、すべてを失った。残ったのは、どこも動かない身体と鮮明な意識、そして大嫌いな家族だけ…。生の根源と家族の在り方を問い、苛烈な孤独の底から見上げる景色を描く『奈落』。両親の愛を享受できなかった記憶に抗い続けながらも、いまだに過去から逃れられないカウンセラーの橙子。愛された記憶のない人間に、「家族」を大切にすることができるのか。 親子の愛憎を抉る物語『涙をなくした君に』。
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- 作成者:MCL編集部
介護殺人、ひきこもり、児童虐待、孤独死…。周囲から孤立した家族の中で起きた悲劇。事件の背景には限界まで追い込まれた当事者の苦悩があった。当事者、関係者への取材をもとに、頻発する家庭内事件の底流にあるものを探る『孤絶』。少子化の進行が止まらず、先進国で唯一若者の死因の第1位が自殺。女性たちはセクハラにさらされ、SNSではちょっとした発言が炎上する…。なぜこれほど息苦しく、生きづらい社会になってしまったのか。教育、女性、政治を軸に3人が変革の可能性を探る『生きづらさに立ち向かう』。
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父は亡くなる直前、雨降る病院の庭をなぜ靴を脱ぎ歩いたのか?(「はだしの親父」)。自殺志願の少年の命を救った優しいホームレスは殺人者だった!?(「神様の思惑」)…。悲しみの裏側にそっと隠された深い「家族愛」5つの物語『家族パズル』。埼玉県坂戸市で小学5年の石岡葵が失踪した。葵が1か月前に同じ場所で男につきまとわれたという姉の供述を受け、県警捜査一課の奈良健市も坂戸市に急行。情報が錯綜し、家族が激しく焦燥に駆られるなか、執念の捜査で真相に迫る。露わになる人間の本性を描いた『雨に消えた向日葵』。
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