2019年 (平成31年)
2月18日(月)
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午前10:00から
午後 6:00まで

ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・

 井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』

本と本 本はつながる。    
本と人 本とつながる。    
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。

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 シマフクロウもキツネもヒグマもいなくなった―。1970年代、北海道小清水町に訪れた「沈黙の春」。“キタキツネの獣医”として知られる著者が、「100年の森をつくる」ために、小清水町の農民たちと始めた自然環境保全40年の活動をまとめた『「オホーツクの村」ものがたり』。私たちを取り巻く自然環境は40年前よりも、もっとずっと深刻な状態になっていると著者は言う。駆除よりも共生―。「小清水町自然と語る会」の自然に対する付き合い方を通じて、今の自然環境の現状について深く考えさせられる。

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 食品加工のプロが技と極意を手ほどきし、おいしさを引き出す工夫を紹介するシリーズの第2巻『なっとうの絵本』。ネバネバの多い糸引き納豆は日本独特のもので、昔からずっと日本人の健康を守ってくれていました。納豆菌が大豆を納豆にする原理や、”わらづと納豆”の作り方など、分かりやすい絵と説明で、大人が読んでも楽しい児童書です。

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 ― 咳をしても一人 ―。わずか九字で胸が締め付けられるような孤独感を表現するのは、種田山頭火と並び称される自由律俳句の俳人、尾崎放哉。「愛する」をテーマに、思春期の心に伝えたい名詩を集めた『大人になるまでに読みたい15歳の詩①愛する』の中では、孤独の深淵に身を投じた尾崎放哉の美しく、情緒的な別れの場面を詠んだ一句が収められています。

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