2024年 (令和6年)
4月24日(水)
午前10:00から
午後 6:00まで
ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
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先日、大きな音に驚いて外に出ると、冬の夜空に花火が打ちあがっていました。なぜ、人はキラキラするものに魅了されるのでしょうか。
雷鳴社の『星の辞典』は、手のひらサイズながら、写真とイラスト付きでくまなく星座や天体を紹介。表紙やレイアウトなどのデザインも心惹かれます。
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日本人の母ちゃんとアイルランド人の父ちゃんとの間に生まれた優等生の「ぼく」が通う、英国ブライトンにある「元・底辺中学校」は毎日が事件の連続です。時には貧富の差や多様性のことでギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は、世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者が、ともに考え悩み乗り越えていくノンフィクションです。
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