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1892年のこの日、アーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズの最初の短編集『シャーロック・ホームズの冒険』が刊行されました。
本作が後世のミステリー作品に与えた影響は計り知れず、現在でもホームズをモチーフにした作品は数多く発表されています。本書もそのひとつで、ホームズ達に子孫がいたら、という独自の設定の物語が展開されます。ホームズの相棒・ワトソンから数えて六代目の子孫・ジェームズはある日、シェリングフォード高校へと転校する。その学校にはホームズから数えて五代目の子孫・シャーロットが在籍していた。先祖達のように彼女の相棒になりたいジェームズだが、二人は校内で起きた殺人事件の容疑者になってしまい…ライトノベルのような表紙ですが、中身はホームズ作品へのオマージュがちりばめられた濃厚な青春ミステリーとなっています。 MCL編集部(小)
今日の一冊2851 (2020/10/14)