[BookShelf Image]:3588
今日は七夕ですね。織姫（織姫星）と彦星（牽牛星）が年に一度、天の川を渡って会うことができる特別な日です。
織姫星はこと座のベガ、牽牛星はわし座のアルタイル、この２つの星とはくちょう座のデネブの３つの一等星を結んだものが「夏の大三角形」で、その中心に見えるのが無数の星が「天の川」です。宇宙はたくさんの「銀河」から構成されていて、私達の地球が属する太陽系が含まれる銀河を「天の川銀河」と呼びます。本書に掲載されている写真は、天の川銀河の中の惑星、星雲や、他の銀河の姿を、ハッブル望遠鏡で観測したものです。1990年にスペースシャトルで打ち上げられ宇宙に置かれた口径2.4ｍのハッブル望遠鏡の観測成果は素晴らしく、それまでの宇宙観測のデータを全て塗り替えてしまったといっても過言ではありません。そんなハッブル望遠鏡による写真が本書にはB4サイズで200枚以上掲載されており、とにかく美しいのひとこと。何千、何万年も前の光が織りなす絵画のような写真は一見の価値ありです。 ＭＣＬ編集部（な）
今日の一冊2752 (2020/07/07)
