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1924年、土方与志・小山内薫らが築地小劇場を開場しました。日本初の新劇の常設劇場だったそうです。
福島県いわき市内のとある高校に、生徒に演劇を教える「ドラマティーチャー」と呼ばれる先生がいました。それがこの本の作者である、いしいみちこ先生。彼女が震災後に生徒達と向き合い、プロの劇作家と共同で作り上げた戯曲「ブルーシート」は「演劇界の芥川賞」と呼ばれる岸田國士戯曲賞を受賞しました。演劇を通して生徒たちに「自分自身を知り、他者と向き合う力」を育ててほしいと考えるいしい先生。演劇というものはただ物語を伝えるためのものではなく、様々な力を秘めているのだと気付かされます。 ＭＣＬ編集部（小）
今日の一冊2362 (2019/06/13)
