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「リメンバー・チェルノブイリ・デー」。1986年の今日、ソ連ウクライナ共和国のチェルノブイリ原子力発電所で大爆発事故が発生した。
毎日6,000人が「廃炉」に向けて働く福島第一原発は、最新の建築・土木技術が集う巨大な工事現場。本書の第一部は、現場の陣頭指揮をとる技術者への綿密な取材と、写真家が切り取った現場の光景を基に、工事の裏側を詳細にリポートした秘録。第二部は、人の手による復興の兆しがなく、時間が止まったままの帰還困難区域の写真。雲一つない青空の風景が、30年以上経っても立入ることのできないチェルノブイリの光景と重なって見える。あと何十年この作業が続くのか…私達が次の世代に残してはいけない負の遺産の行末を案じながら じっくりと目を通してほしい一冊です。 ＭＣＬ編集部（Yu）
今日の一冊1949 (2018/04/26)
