2024年 (令和6年)
4月25日(木)
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 小説家・夏目漱石の1916(大正5)年の忌日。
 小説で描かれる住まいや部屋は、登場人物を造形するために多様な工夫が施されていて、文豪たち自身のそれらに対する思考や感覚と無縁ではないそうです。夏目漱石、寺田寅彦など、日本の近代作家の住まい、あるいは部屋への思考や感覚がどのようなものであったかを日記から読み解きます。芥川龍之介の日記によると、夏目漱石の客間の北側の壁には、明日禅師の無絃琴という草書の横物が額になってかかっていて、その額の下や軸の前には、銅瓶に梅もどきがその時々で投げこまれていたのだとか。文豪とその部屋の佇まいに思いを馳せられます。 MCL編集部(そ)
 
今日の一冊1811 (2017/12/09)