ログイン中の会員
ゲストさん
資料の詳細

■資料情報

書名

なぜ男は女より多く産まれるのか 絶滅回避の進化論

ちくまプリマー新書 000001770

著者 吉村 仁∥著
著者典拠
出版者 筑摩書房
出版年 2012.4
ページ数 189p
大きさ 18cm
ISBN
448068879X, 978-4-480-68879-8
分類記号 467.5
内容紹介
すべては「生き残り」のため。競争に勝つ強い者ではなく、環境変動に対応できた者のみが絶滅を避けられるのだ! 素数ゼミの謎を解いた著者が、簡単な数学を使って解き明かす、新しい進化論。
目次
はじめに-激動する環境の中で
第1章 素数ゼミと絶滅回避の進化
素数ゼミってなんだろう/素数ゼミは昆虫界の大変人?/大発生の不思議/種類の不思議/素数ゼミの「創世記」/実は最初は「絶滅回避」のためだった/セミの出会いと周期性/なぜ17年と13年だけに?
第2章 生きものの数の不思議-「幾何平均」で考える
2つの進化理論/江戸時代のねずみ算/ねずみ算の変わり種/算術平均と幾何平均/成長率の算術平均と幾何平均/算術平均と幾何平均の比較/個体数の期待値は爆発でも、必ず絶滅-平均値のパラドックス
第3章 リスクへの適応-生き残りの原理
変動する環境にどう適応するか/生き残るには「そこそこ」がいい!/なぜ小鳥はヒナを少ししか育てないのか?/クラッチ・サイズとリスク回避/なぜモンシロチョウのメスはキャベツ畑を出て産卵するのか?/モンシロチョウにとってのリスクは人間/モンシロチョウのリスク分散/東日本大震災での津波への対応-リスクに対処する生物たち、無視する人間たち/二〇一一年春の温暖化による大災害
第4章 男子が多く生まれる訳-絶滅回避の原理
「偶然」という環境変動から/最適な性比は2分の1?/イチジクコバチの超極端な性比/男子にかたよった人間の性比の謎/絶滅からのアプローチ/孤島4人島の絶滅物語/繁殖集団の大きさと性比/絶滅回避こそが進化の第1原理?
第5章 生きものたちの共生-「競争」か「協力」か
「競争」か「協力」か?/植物プランクトン群集の異常な多様性/27億年の共生の歴史1-海の共生/27億年の共生の歴史2-陸の共生/分業のある協力と分業のない協力/「群れ」になるメリット/「分業」の巨大なメリット
第6章 絶滅を避けるための行動
食べられるリスクと餓死するリスク/ウサギの採餌行動と人間の投資活動/ノーベル賞受賞者が見過ごした破産リスク/リスク分散できないグローバル経済/リスク回避を実現している日本の老舗企業
あとがき
参考文献
キーワード 進化論 生態学 生物数学

 

■蔵書状況

所蔵: 1    予約: 0 件
所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 種別 備考
札内分館 はざま文庫 - はざま 1 467/ヨ/ 103713277 一般図書
貸出できます
※「(配送中)」の資料については、窓口にてお問い合わせください。