奥平 康弘∥著

憲法の危機の時代だからこそ伝えたい、憲法と平和への想いと歩み、生前の趣味や多彩な人々との関わり。人間・奥平康弘がよみがえる論集。「憲法とわたしのあゆみ」「人を語る、人と語る」などを取り上げる。

内容:「いい物語」をつむいでいこう. 平和文化今もあるはず. 「憲法物語」を紡ぎつづけるために. 「憲法に基づく民主主義」の過程. 「自主憲法制定=全面改正」論批判. 岩波文庫「私の三冊」. 一九二九年……世界は開かれていなかった. 一九四五年……日本国憲法は、ぼくたちなりに育ててきた. "周辺"を遊ぶ. "いうならば"モーツァルト. マッカーシィズム下の思想の自由. オペラ『ムツェンスク郡のマクベス夫人』など. 「エキプ・ド・シネマ」における「生きている言論」. 「日本人の特性」と憲法. 創造性ということ. 大江健三郎と日本国憲法. あるライブラリアンの軌跡. 戦後の歩みを共有して 藤久ミネきき手・構成. 三酔人前口上 加藤周一述 一海知義述. 伝言-「積極的平和主義」という言葉